鉄道という  根幹事業を舞台に、「安全」な広告を。

INTERVIEWYU MURAMATSU

鉄道という
根幹事業を舞台に、
「安全」な広告を。

村松 悠沿線生活創造事業部
エンターテインメント
事業推進グループ メディア・広告担当
2018年入社 経済学部卒業
※所属は取材当時のものです

現在の仕事
当社の管理する交通広告・屋外広告『TOKYU OOH』の方針策定、意匠審査、調整等

PROFILE

入社動機
「いい立地にいいものをつくる」だけではなく、地域の価値そのものを向上させる東急のまちづくりに惹かれて

異動歴
2018年4月:研修(桜新町駅・東急スポーツシステム)
2019年2月:現職

ONE DAY

7:30
メールチェック・資料作成
8:30
フレックスを利用して保育園の送迎
9:30
広告販売業務委託会社との打ち合わせ
12:30
ランチ
13:30
行政機関との打ち合わせ
15:00
社内での事務作業
17:00
退勤

広告事業という、まちづくり。

『TOKYU OOH』について教えてください。

東急グループの保有するメディアである、鉄道およびバスの施設を活用した交通広告媒体や、大型ビジョンをはじめとした渋谷駅周辺の屋外広告媒体などを取りまとめた広告媒体ブランドになります。また沿線情報誌である「SALUS」も取り扱っています。私たち東急は、全体的な方針策定、掲出される広告の審査、東急電鉄との調整業務などを担当しています。コロナ禍によって渋谷駅周辺の人流が減り、『TOKYU OOH』を取り巻く環境は大きく変わりました。こうした状況下では、どのようなメディアをラインナップするのが効果的なのか、価格設定はどうあるべきか。そうしたことを決めていくのも仕事のひとつです。

広告事業という、まちづくり。

こういう仕事が東急にあるとは、ちょっと意外ですね。

私も入社するまでは、想像もしていなかった仕事です。けれど、1年目の研修でその内容を知り、先輩の話を聞きながらイメージするうちに、自分でも手がけてみたいと考えるようになっていました。もともとまちづくりがしたくて東急を志望したのですが、建物や施設といったハード面でのまちづくりがある一方、広告というソフト面から関わるのもいいな、と。

広告事業という、まちづくり。

注目されなくても、
されすぎてもいけない広告。

広告事業における「東急らしさ」とは何でしょう。

根幹はあくまでも鉄道事業である、という点です。東急は「とにかく広告が売れればいい」「その広告が目立てばいい」とは考えません。鉄道事業の大前提である、安全や安心が損なわれては元も子もないからです。掲出された広告が人を集めすぎて大混雑を引き起こしたとしたら、宣伝としては成功でも東急としては失敗です。それを防ぐために私たちがあらかじめ広告を審査し、集客が予想される場合には警備体制を強化したり、広告主に手法や表現の見直しをお願いしたりします。ただ、明確な線引きはとても難しい。極端に言ってしまうなら「塩梅」の世界です。その中で可能なかぎりロジカルな判断を下すことが私たちの仕事。過去の事例を紐解きながらロジックを探し、チームの意見を仰ぎながら着地点を見出していきます。

注目されなくても、されすぎてもいけない広告。

すべての人に、
受け入れられる運用を。

渋谷駅の広告で、手痛い経験をしたことがあるそうですね。

とある人気コンテンツのピールオフ広告(※)でした。混雑を警戒して対策も立てていたのですが、予想をはるかに超える人が集まってしまったんです。駅のご利用者には大変なご迷惑をおかけすることになり、関係する方々への謝罪に走り回りました。広告事業の難しさを改めて痛感した苦い思い出です。「進めている仕事のどこに危険が潜んでいるのか」「その危険をうまくクリアするにはどうすればいいのか」と、常に考える癖がつきましたね。見る人によって捉え方が異なる広告という分野で、関係者も、そして鉄道を利用するお客さまもポジティブに受け止めてくださる運用・調整をすることが、この仕事の難しさであり、腕の見せ所なのかもしれません。

※広告にグッズなどを貼り付けて掲出し、通行者がはがして持って帰ることができるようにした広告展開

すべての人に、受け入れられる運用を。
すべての人に、受け入れられる運用を。

これから挑戦したいこと

よりお客さまに近い仕事をしてみたいですね。イエナカのサービスに力を入れているグループ企業のイッツコムや、小さな子どもがいる私にとって身近な、アフタースクール事業のキッズベースキャンプに興味があります。また、一度は国際事業を経験したいという思いもあります。いずれにしても、選択肢が豊富な東急だからこそ描ける将来像です。

オフのすごし方HOLIDAY

オフのすごし方

趣味はいろいろありますが、特に力を入れているのはサッカーです。学生時代からやっていたこともあり、会社でもサッカー部に所属しています。100名ほどの部員のうち、中心となって活動しているのは30名ほど。もちろん私もその一人です。

働き方の工夫WORKSTYLE

働き方の工夫

在宅勤務とフレックスタイム制を活用しています。朝が得意なので早くから仕事を始め、子どもを保育園に送る時間が来たらフレックスを利用していったん仕事を抜ける、といったパターンです。家族に負担をかけずにすむことが、私にとってはいちばんのストレス解消法ですね。

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